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<開催報告>【鎌倉】ICP/web3 Meetup

執筆者の写真: Sho TSho T

概要

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京都大阪 でのICP Meetup時に、「サイファーパンク」のような "思想" を含む、技術と哲学の交差が熱を帯びました。そのような背景もあり、鎌倉では以下のようなテーマで開催をしました。



AI時代が進展する中、データ主権が注目されています。特定の誰かに支配的なるデジタルインフラ構造では、個人・企業・国家など、あらゆる観点でリスクが上がっていきます。


このような背景から、 AIエージェントエコノミー を目前として、 ソブリンAI/ソブリンクラウド も世界的なホットトピックスとなりつつあり、ICP Japanでも 先日ディスカッション企画 を行いました。


暗号による分散型ベースの仕組みは、単なる技術要素ではなく、次の時代の基盤として重要になってきています。



分散型クラウドとしてのICPは、インターネットをよりオープンでセキュアな、非支配的でインターオペラブルなものとして取り戻すビジョンがあります。( ICPとは?

ソフトウェア・コンピューティングを分散構造に乗せ、それによりデータ主権や分散AIエージェントエコノミーを実現するインフラパーツとなります。

全てを分散クラウド上で行う必要はなく、オフチェーンやローカルともうまく連携しながら、インターオペラブルな通信の中継(特定の第三者(特定ブリッジ)を介さないブリッジレス通信)としてや、データ主権の確保、検閲耐性、デジタルアイデンティティ、分散カストディ等、分散型クラウド基盤としての役割が主だったポジショニング(エコシステムパーツとしての位置付け)となります。



鎌倉でのホットトピックスとICPの重要性と位置付け

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日頃、ICP Japanでは、技術者やエンタープライズを中心としてコミュニティやエコシステムを形成しています。しかし、上述のような世界的・時代的背景から、社会・哲学・様々な視点からの議論に関係していることを再確認しています。


2015年前後、暗号・クリプトが最初のイノベーター・アーリーアダプターの周りで勃興し始めた頃は、技術に哲学や社会的なテーマ、経済など、より交差的なコミュニケーションが中心でした。しかし2020年代になりweb3というワードが広がり始めた頃あたりから、そうした横断的コミュニケーションは狭まり、ビジネスと技術の両端に分岐した(やや閉じた)コミュニケーションが中心となっていました。


しかし2025年以降は、世界的にも政治・経済・技術(AIなど)が大きく動いており、改めて当時のような横断的な場の必要性を感じています。


ICP Japanとしても、そのようなメタ的視点におけるICPの位置付け(上述のようなセキュアかつオープンなインターネットを実現するエコシステムパーツとして)から、世界的社会的トピックスに参加していく重要性を感じており、今回の鎌倉Meetupではそのような議題を中心に展開されました。




 

ICP Japan

X: ​​​​​​​​​​​​​https://x.com/icphub_JP



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